 2003年6月8日
日本の皆さんへのメッセージ
私たちは、かつて政治犯としてビルマ軍事政権に囚われておりました。私たちは、日本のみなさんが、ビルマの政治に関心をしめしたり、ビルマ民主主義達成を求めるビルマ人への支援に関心をもたれたりしておりますことに、心から感謝申し上げます。
アジアの国ビルマにはおよそ1400人の政治囚いるということや、軍事政権が強制労働、強制移住、組織的なレイプ、そして略式の刑の執行によって日常的に人権を侵害しているという事実に衝撃を受けることでしょう。
ビルマは1942年から1945年まで日本軍に占領されました。ビルマ人は日本の独裁政権のもとひどい虐待を受けました。第2次世界大戦後、選挙によって選ばれた政府がビルマ国民を統治しました。人々は、活動や表現の自由そして他の民主主義の恩恵を享受することができました。しかしながら、それはほんの14年間しか続きませんでした。1962年、軍事クーデタによる政権樹立。以来、ビルマは抑圧的な政権によって統治され続けております。その政権は常に国民や国際社会を騙して政権維持を図ろうとしています。
日本や他のアジア諸国は建設的なしかたでビルマの軍事政権と関わってきています。しかしアジアの政府はこの種のアプローチが適切であるか否か確かめることができないままです。軍事政権は政治囚の釈放をこころよく思っておりません。また軍政は国民の代表への政権移譲を無視し続けております。実際、1990年の総選挙を軍事政権は行いましたが、政権を移譲する代わりに、選挙で選ばれた代議士、学生、僧侶、そして政治や人権活動に関与したものすべてを投獄しました。刑務所の中で多くの人々が亡くなりました。
ビルマにおける真の変革を実現したいのであれば今こそビルマに関する政策変更について考えるべき時です。ビルマの人々は軍事政権ではなく、選挙で選ばれた政府を強く望んでおります。人々は、民主主義と人権を渇望しております。
私たちは、ビルマに民主主義をもたらすために、みなさまがビルマ国民と協力し合うことを希望します。日本政府がビルマの軍政と関わる際には効果的に作用するように働きかけてください。現在多くのビルマ人活動家が日本におります。彼らは自由なビルマをめざして活動を展開しております。わたしたちはまた、ビルマの民主主義を回復するため、彼らを支援することをみなさまにお願いします。
いつの日か自由になったビルマでお会いしましょう、そして民主主義的な政権の下で知識や文化を分かち合いましょう。しかし、まずはビルマを変えていかなければなりません。
申し上げましたように、私たちはかつて政治犯として囚われておりました。私たちは今、ビルマ中の刑務所にいる仲間の活動家のために運動しております。政治囚の解放がすべての解放をもたらす、とわたしたちは信じております。私たちの国ビルマは変革を求めております。その変革は早ければ早いほどビルマにとって良いことは申すまでもありません。
ビルマ政治囚支援協会
Assistance Association for Political Prisoners (Burma)
http://aappb.net/ |