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キャンペーン 
      「ビルマの軍事政権を援助しないで!」

アウンサンスーチーさんのメッセージ

 
 今のビルマへの観光旅行について  今のビルマへの企業進出について 

 私は、外国からの投資について見解を求められると、いまはまだ投資すべきではないと答えます。

  美しく咲く花を、わざわざつぼみの段階で摘んでしまっているのが今のビルマへの進出企業がしていることです。

 「軍事政権が民主化に向けた姿勢を具体的に示そうとしない現在、ビルマに投資を行ってよいのか」という問題に対して、アウンサンスーチーさんは、「現在の軍政下では、投資は民主化を目指す国民的努力にとって障害となる」という、はっきりした見解をもっています。
 現状のビルマに投資する場合、軍政と直接・間接に組まない限り、十分な企業活動はできず、生産や交易によって生じる利益も、国民の多くへ浸透する前に、軍政側や利権関係者に吸い取られてしまう部分が強いです。
 また、仮に外資の進出が多くのモノを市場に出回らせ、国庫を多少なりとも豊かにするとしても、軍政という非民主的政府が核心にいる限り、その「豊かさ」は国家予算の約半分を占める国防費へと回り、一割程度しか占めない国民の保健・衛生・教育・社会福祉へ回る可能性は極めて低いのです。モノが出回っても、そうした消費物資に日常的にアクセスできる階層は、進出した外国企業に勤めて外貨建ての給料をもらう人々と、関連の商売で成功する少数の人々だけとなるでしょう。貧富の格差はますます広がり、社会不安を煽ることになりかねません。
 一方、民主化がある程度実現に向かい始めれば、国家予算の使い方に民意が反映されるようになり、「豊かさ」が国民に広く浸透していく可能性が生じることになります。よって、「それまでは投資は待ってほしい」というのが、アウンサンスーチーさんの主張なのです。

【引用元】 田辺寿夫・根本敬著 『ビルマ軍事政権とアウンサンスーチー』 角川書店 2003年.
アウンサンスーチー著 『ビルマからの手紙』 毎日新聞社 1996年.
(文脈上、一部に省略・変更があります。ご了承ください)


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